3週連続で池江厩舎だ。「第49回アルゼンチン共和国杯」が東京競馬場で行われ、
3番人気トレイルブレイザーが早め先頭から押し切って重賞初V。
池江泰寿師(42)は、レース連覇を飾ると共に菊花賞(オルフェーヴル)、
天皇賞・秋(トーセンジョーダン)に続く3週連続重賞制覇を達成した。
心憎いばかりの安藤勝の好判断がトレイルブレイザーを重賞初Vに導いた。
行きたいタイプがそろいハイペースが予想されたが、1000メートル通過は61秒2と意外にゆったり。
3角で安藤勝は決断。中団から思い切ってポジションを上げた。4角では4番手の外、
先団を射程圏に入れた。カワキタコマンドをかわし残り300メートルで先頭。
オウケンブルースリが外から迫ったが、もうひと伸びして踏ん張った。
終わってみれば平均ペースの競馬。自分から動いた安藤勝の作戦勝ちだ。
それにしても恐るべきは池江厩舎の勢い。3週連続重賞制覇は史上8人目の快挙。
「厩舎の雰囲気もいいね。堂島ロール(ケーキ)を食べて、みんな元気いっぱい。
このままどこまでも行きたい」と史上初の4週連続に意欲を見せた。
今週は武蔵野Sにインオラリオ、ダノンカモン、バーディバーディを登録。
南部杯2着のダノンカモンは出走権が確定している。
「2着が好きな馬だから…。でも、何とか頑張りたい」と前向きに語った。
前田幸治オーナーも上機嫌。「いつも社台ばかりでは面白くない。有馬記念は池江厩舎から
たっぷり出走しそうなので香港ヴァーズ(12月11日、シャティン)に行こうか」と指揮官に提案。
師も「選出されれば香港に行きたい。状態が良ければジャパンC(27日、東京)から
香港の路線も可能だろう」と見通しを語った。昨年、トーセンジョーダンが勝ったこのレース。
トレイルブレイザーもこのVをステップに超一流馬へのし上がる。
http://ime.nu/www.sponichi.co.jp/gamble/news/2011/11/07/kiji/K20111107001976000.html
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